モヒートやデザートの飾り、ハーブティー、料理の香りづけまで。いざミントを買おうとすると「スーパーに無い」「量が少なすぎる」「長く使いたい」と迷いがち。
この記事では、人目線で“今すぐ買う/しっかり育てる/長く保存する”の3軸から、ミントを手に入れる最短ルートをわかりやすく整理しました。生鮮の束、鉢植えの苗、乾燥ハーブの3タイプを網羅し、置き場のヒントや価格の目安、失敗しない選び方まで一気に解説します。
ミントとは
ミントはシソ科ハッカ属の総称。爽やかなメントールの香りが特徴で、代表格はスペアミント(青みのあるやさしい香り)とペパーミント(清涼感が強い)。
売り方は大きく3種:生葉(束)はフレッシュ感が魅力、鉢植え(ハーブ苗)は長期運用に最適、乾燥は保存性と手軽さが抜群。用途に合わせて選ぶと無駄が出ません。
販売チャネル別 比較表
販売チャネル | 主な店舗例(多め) | 入手しやすさ | 相場の目安 | 置き場所/探し方のコツ | 向いている買い方 |
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スーパーマーケット(生鮮) | イオン/イトーヨーカドー/ライフ/西友/サミット/東急ストア/ヤオコー/ベルク/マルエツ/OK(オーケー)/ロピア | ★★★★☆ | 束売り100〜300円前後 | 野菜売場のハーブ棚。入荷は週数回、午後は品薄になりがち。 | 今日すぐ少量使いたい人 |
青果専門店・八百屋 | 地元の青果店/駅ナカ青果スタンド | ★★★☆☆ | 束売り150〜350円 | 店頭に無ければ取り置き相談が早い。旬時期(春〜初夏)は出会いやすい。 | 香り重視・鮮度重視 |
輸入食材・高品質食材店(生鮮) | 成城石井/北野エース/紀ノ国屋/ナショナル麻布/明治屋/ジュピター | ★★★☆☆ | 大きめパック300〜600円 | 冷蔵のハーブ棚。量が多く、イベント時(GW・夏)に在庫厚め。 | まとめてフレッシュ大量使用 |
ホームセンター(苗) | カインズ/コーナン/DCM/島忠/ナフコ | ★★★★☆ | ポット苗198〜498円前後 | 園芸売場のハーブ苗コーナー。春〜秋は品種豊富。 | 長期で育てて繰り返し収穫 |
園芸店・ガーデンセンター(苗) | 地域園芸店/ガーデンセンター/合羽橋近隣園芸店 | ★★★★☆ | 苗300〜800円、珍品は〜1,200円 | スペア/ペパー以外にアップルミント・モヒートミントなども。 | 品種こだわり派・香り違いを楽しむ |
ドラッグストア(乾燥) | ウエルシア/マツキヨ/スギ薬局/ツルハ/サンドラッグ/ココカラファイン | ★★☆☆☆ | ティーバッグ・乾燥葉300〜600円 | お茶・健康食品棚。生葉は基本なし、ハーブティーとして流通。 | 保存性重視・手軽にお茶用 |
カルディ・輸入食材(乾燥/生鮮少量) | カルディコーヒーファーム/ジュピター | ★★★☆☆ | 乾燥小瓶300〜500円前後 | スパイス棚にドライミント。一部店舗は生ハーブのスポット入荷あり。 | 保存派・料理の香り付け |
バラエティ・ライフスタイル店 | ハンズ/ロフト(季節) | ★★☆☆☆ | 栽培キット700〜1,500円 | キッチン・園芸雑貨コーナー。室内育成ライトと相性◎。 | 室内で育てたい・ギフトにも |
ディスカウント | ドン・キホーテ/トライアル/ロヂャース/ラ・ムー/ザ・ビッグ | ★★★☆☆ | 生鮮束・乾燥特価あり | 生鮮は日替り、乾燥はスパイス棚。入荷に波、見つけたら即確保。 | 価格重視の掘り出し狙い |
ネット通販(生鮮・苗・乾燥) | Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/園芸専門EC/富澤商店オンライン(乾燥) | ★★★★★ | 苗200〜800円・乾燥30g 400〜800円・生鮮は地域便 | 品種・量・レビューを横断比較。クール便や到着日指定で鮮度確保。 | 確実・品種選び・まとめ買い |
店舗タイプ別の攻め方(迷わない順番)
1. 今日すぐ・少量 → 近所のスーパー/青果店
野菜売場のハーブ棚をまず確認。午後は欠けやすいので午前〜昼過ぎが◎。無ければ青果店で取り置き相談が最短です。
2. たっぷり使う → 成城石井・輸入食材店
大きめパックで回数を気にせず使えます。モヒート大量仕込みやスイーツの飾りに最適。
3. 長く使う・コスパ重視 → ホームセンターの苗
ミントはとにかく丈夫。半日陰でも育ち、剪定すれば何度でも収穫。キッチン横の小鉢でもOK。
4. 保存性・手軽さ → 乾燥ミント(スパイス/ハーブティー)
ドレッシング、ヨーグルト、ラム・羊料理、トマトのマリネに。香りは生に及ばないものの、保存が効くのが最大の利点。
5. 品種で選ぶ → 園芸店/ネット通販
爽やかなスペアミント、清涼感のペパーミント、香りがやわらかなアップルミント、カクテル向けのモヒートミントなど、使い道に合わせて選べます。
選び方・保存・使いこなしのコツ
- 鮮度の見分け方:葉がピンと張り、色が均一。黒ずみや萎れは避ける。
- 生葉の保存:濡らしたキッチンペーパーで包み、袋に入れて冷蔵室。茎が長い束はコップ水で花のように生け、上から袋をふわっと。
- 冷凍:刻んで水と一緒に製氷トレー→アイスキューブに。ドリンクにそのままポンで香り復活。
- 苗の置き場所:風通し良い明るい日陰。過湿は根腐れの原因、表土が乾いたらたっぷり。
- 使い分け:ドリンク・飾りはスペアミント、チョコや濃いデザートはペパーミント。サラダや乳製品はアップルミントが馴染む。
Q&A よくある質問
Q. コンビニで生ミントは買える?
A. 基本的に置いていません。生鮮はスーパーや青果店へ。乾燥やハーブティーは大型店の食品棚にあることも。
Q. 生葉がすぐ萎れる…長持ちさせるには?
A. 収穫後は乾燥しやすいので湿らせた紙で包む+袋が鉄則。水差し+冷蔵で数日キープ、早めに刻んで冷凍が安心。
Q. ベランダで簡単に育てられる?
A. とても簡単。むしろ繁殖力が強いので地植えは注意。鉢・プランター管理がおすすめ。
Q. どのミントを買えばいいか分からない…
A. 迷ったらスペアミント。香りが強い清涼感が欲しければペパーミント。スイーツやサラダ多めならアップルミントを。
Q. 乾燥ミントの使い道は?
A. ヨーグルト、ドレッシング、肉のマリネ、トマト・きゅうりのサラダ、温冷ティーに少量。入れすぎると草っぽくなるので“ひとつまみ”から。
まとめ
結論:今日すぐはスーパー/青果店、たっぷり使うなら輸入食材店、長期はホームセンターの苗、常備なら乾燥、品種選びは園芸店や通販が最短ルート。
用途とタイミングに合わせてルートを切り替えれば、欲しい“香りと量”がムダなく手に入ります。まずは一束、あるいは一鉢から。あなたのキッチンに、いつでも爽やかなミントを。