ヤンニョムソースは、コチュジャンと唐辛子、にんにく、砂糖などを合わせた“甘辛コクうま”の韓国風万能だれ。
唐揚げに絡めて「ヤンニョムチキン」にするのはもちろん、炒め物・丼・ディップ・マリネまで幅広く使えます。
本記事では、実店舗から通販までの販売ルートを徹底比較。価格目安・選び方・保存法・使いこなしアイデアまで、まとめてご紹介します。
ヤンニョムソースとは？
韓国語で“味付け”を意味する「ヤンニョム」をベースにした甘辛だれ。
コチュジャンの旨み・砂糖や水あめの甘み・にんにくの香り・唐辛子の辛味が調和し、照りと粘度で食材に絡みやすいのが特長です。
ボトル・パウチ・チューブ・業務用パックなど形状はさまざま。
辛さは「マイルド／中辛／辛口」、テイストは「ハニーバター風」「ガーリック強め」など多様化しています。
主なブランド・種類
- 韓国系ブランド：bibigo、O’Food（清浄園）など。定番の甘辛〜ピリ辛で“韓国屋台”の味に寄せやすい。
- 国内メーカー：エバラ、モランボン、ダイショー、キッコーマンなど。日本の家庭向けにマイルドで使いやすい味設計。
- 業務用・大容量：1kg〜2kgのパウチ。イベントや仕込み向けで単価が下がる。
- チューブ／少量使い切り：90〜120g。お試し・一人暮らし・弁当向け。
- “かける”タイプ／“漬け込む”タイプ：とろみ強めは絡め用、ゆるめはマリネや下味に好相性。
スーパーに売ってる？
大手スーパーの調味料・韓国食品棚で通年入手可。
定番ブランドの200〜300gボトルが約400〜700円、ファミリー向けの400〜500gパウチで約600〜900円が目安。
冷凍ヤンニョムチキンセットや唐揚げ用惣菜と一緒に特設棚が組まれる時期もあります。
コンビニに売ってる？
常設は少ないものの、韓国フェアや新商品企画で小容量のソースや“絡めるだけ”の惣菜が登場することがあります。
“今すぐ少量だけ欲しい”ときの臨時調達先として有効です。
ドラッグストアに売ってる？
輸入調味料や簡便ソースを扱う店舗では見つかることがあります。
PB（プライベートブランド）や小容量チューブが並ぶこともあり、価格は約300円前後から。
業務スーパーに売ってる？
1kg以上の大容量パウチやコスパ重視のボトルが人気。
均一価格の唐揚げ用冷凍チキンと併せると“仕込んで一気に作る”運用がしやすく、パーティーやキッチンカーにも向きます。
在庫・味の種類は店舗差が大きいので見つけたら確保を。
カルディに売ってる？
韓国・アジアン食材の定番棚にヤンニョム各種。
“韓国屋台系”の甘辛しっかり味や、流行の“ハニーバター×ヤンニョム”など、トレンド寄りの品揃えが見つけやすいのが魅力。
成城石井に売ってる？
素材感や無添加志向の商品、アレンジ用の合わせ調味料が手に入りやすい。
少し高めでも風味や原料にこだわりたい人にマッチします。
コストコに売ってる？
大容量の韓国系ソースやセット商品がスポットで登場することがあります。
“衣＋ソース＋チキン”のミールキット系や業務用パックが見つかれば、イベント準備が一気に楽に。
デパ地下・百貨店に売ってる？
催事やセレクト棚で“ギフトにもなる”瓶入りヤンニョムや、クラフト系の手作り風ソースに出会えることも。
少量でも満足度の高い味を求める人向け。
ディスカウントストアに売ってる？
不定期入荷ながら割安価格の掘り出し物に遭遇しやすいチャネル。
味の当たり外れと在庫波はあるので、“見つけたら複数本”の買い方が◎。
通販に売ってる？
品揃えは最も豊富。
定番200〜300gボトル、500g前後のファミリーサイズ、1〜2kgの業務用、ハニーバター／激辛などの味違い詰め合わせまで選び放題。
まとめ買いで単価が下がり、定期便も便利です。
販売チャネル比較表
| チャネル | 入手しやすさ | 主な例 | 価格の目安 | 特徴・コツ |
|---|---|---|---|---|
| スーパー | ★★★★★ | 大手量販・食品スーパー | 200〜300g：400〜700円／500g：600〜900円 | 通年安定、家族用サイズも豊富 |
| コンビニ | ★☆☆☆☆ | 大手コンビニ各社 | 小容量：250〜400円 | フェア時中心、臨時調達向け |
| ドラッグストア | ★★☆☆☆ | 調味料取扱店 | チューブ：250〜350円 | 小容量・PBが狙い目 |
| 業務スーパー | ★★★☆☆ | 業務向け量販 | 1kg：700〜1,800円／2kg：1,500〜3,000円 | 大容量で単価安、在庫は店舗差 |
| カルディ | ★★★★☆ | 輸入食品専門 | 200〜300g：450〜750円 | 流行フレーバーを掴みやすい |
| 成城石井 | ★★★☆☆ | 高品質グロサリー | 瓶・小瓶：500〜900円 | 素材感・無添加志向が充実 |
| コストコ | ★★★☆☆ | 倉庫型量販 | 業務用・セット：1,000円〜 | 大人数向け、スポット入荷 |
| デパ地下 | ★★★☆☆ | 百貨店食品売場 | 小瓶：600〜1,200円 | ギフト・クラフト系、少量高満足 |
| ディスカウント | ★★★☆☆ | ドンキ等 | 200〜300g：300〜600円 | 不定期入荷、見つけたらまとめ買い |
| 通販 | ★★★★★ | EC各社 | 小瓶〜業務用：100円台〜 | 種類最多、まとめ買い割安・定期便 |
通販での選び方
- はじめて：200〜300gの定番ボトルで味見。気に入れば500gへ。
- 家族・作り置き：500gパウチ×2〜3個のセットで単価ダウン。
- イベント・キッチンカー：1〜2kgの業務用パウチ。使い切れない分は小分け冷凍。
- キッズ・低辛：“マイルド”“ハニー”表記を選び、辛さは後がけで調整。
- 原料こだわり：無添加・化学調味料不使用・国産原料表記をチェック。
今すぐ欲しい人の最短ルート
- 通販：在庫豊富・即日出荷も多い。定番〜業務用まで一括入手。
- スーパー：韓国食品棚で定番ボトルを即買い。
- カルディ／ディスカウント：流行フレーバーや掘り出し物を狙う。
価格の目安
- チューブ（80〜120g）：250〜350円
- ボトル（200〜300g）：400〜700円
- パウチ（500g前後）：600〜900円
- 業務用（1kg）：700〜1,800円／（2kg）：1,500〜3,000円
- ギフト・クラフト系小瓶：600〜1,200円
保存方法
- 未開封は常温可（直射日光・高温多湿を避ける）。
- 開封後は冷蔵。1〜2か月を目安に使い切る。
- 分離したら清潔なスプーンでよく混ぜる。粘度が高い場合は温めて伸ばす。
- 大量購入は製氷皿や小袋に小分け冷凍すると無駄が出にくい。
シーン別おすすめ
- おうち唐揚げ：揚げたてに絡めるだけで主役級の一皿。
- 作り置き弁当：むね肉のソテーを絡め、翌日も味がぼやけない。
- 家飲みおつまみ：ヤンニョム手羽／ヤンニョム厚揚げで手早く一品。
- 丼・麺：チキン南蛮風の代替や、焼きそば・ラーメンに“追いヤンニョム”。
- BBQ・イベント：下味→当日グレーズで照りツヤ最大化。
おすすめの食べ方
- 基本の絡め：揚げ物200gに対しソース大さじ2〜3。仕上げに白ごま。
- マリネ下味：鶏もも300gにソース大さじ2＋酒大さじ1。30分置いて焼く。
- 辛さ調整：辛すぎ→マヨ／牛乳／はちみつを足す。物足りない→粉唐辛子や一味を追加。
- コク出し：にんにくすりおろし少々、仕上げにごま油数滴で香りUP。
- 野菜にも：キャベツ・ブロッコリー・長ねぎを一緒に炒めて“甘辛やみつき”に。
Q&A
Q. コチュジャンと何が違う？
A. コチュジャンは“味噌系の辛味ペースト”。ヤンニョムソースはコチュジャンをベースに甘味・酸味・香味油などを加えた“完成タレ”で、そのまま絡めて使えます。
Q. 子ども向けに辛さを抑えるには？
A. マヨ・ヨーグルト・はちみつを少量混ぜるとマイルドに。ケチャップを加えると酸味で食べやすくなります。
Q. どれを買えば失敗しない？
A. 初回は定番ブランドの200〜300gを選び、甘さ・辛さ・にんにくの強さを確認。気に入ったら同ブランドの大容量へステップアップ。
Q. 衣がベタつく…どうすれば？
A. 余熱を少し落としてからソースと和える／最後に強火で10〜20秒だけ炒め合わせて水分を飛ばすとカリッと仕上がります。
まとめ
ヤンニョムソースは、手早く“韓国屋台の甘辛”を再現できる万能だれ。
普段使いはスーパー、流行フレーバーはカルディ、コスパ重視は業務・通販が鉄板です。
サイズ・辛さ・原料の好みに合わせて最適な一本を選び、日々のごはんやおつまみを一段リッチに仕上げましょう。