アイシングクッキーやマカロン、キャラ弁の彩りまで。いざ食用色素を買おうとすると、「近所のスーパーにない」「色の種類が少ない」と迷子になりがちです。
この記事では、初めての人でも迷わないように買えるお店をタイプ別に整理。置いてある“棚の場所”、価格目安、失敗しない選び方や発色のコツまで、人肌感覚でわかりやすくまとめました。
食用色素とは
食用色素は、食べ物に安全に色をつけるための着色料。粉末・液体・ジェル・ペーストなどの形があり、発色力や混ざりやすさが異なります。
クッキーのアイシング、バタークリーム、寒天やゼリーの着色、パン生地や麺、和菓子の練り切り、ドリンクのカラーリングまで用途は幅広いのが魅力。
まずは「赤・青・黄」の3原色があれば大半の色が作れます。黒・茶・白(不透明度を上げる)もあると表現の幅がグッと広がります。
販売チャネル別 比較表
販売チャネル | 主な店舗例(多め) | 入手しやすさ | 価格の目安 | 置き場所/探し方のコツ | 向いている買い方 |
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100円ショップ | セリア/ダイソー/キャンドゥ | ★★★★★ | 1色100〜200円前後(少量) | 製菓コーナー。セリアは基本色の在庫が安定しやすい。季節の行楽売場も要チェック。 | まず試したい/少量でOK/急ぎ |
スーパーマーケット | イオン/イトーヨーカドー/ライフ/西友/サミット/東急ストア/ヤオコー/ベルク/マルエツ/OK(オーケー) | ★★★★☆ | 1色200〜400円前後、セット600〜1,000円 | 製菓材料棚(砂糖・粉・トッピング周辺)。大店ほど色数が多い。PB品もチェック。 | 日用品ついでに揃える |
製菓材料専門店 | 富澤商店(TOMIZ)/合羽橋道具街の材料店/地域の洋菓子材料店 | ★★★★☆ | 粉末・ジェル各400〜1,200円前後/プロ用はやや高め | 色数・形状が豊富。店員に「ジェルか粉末か」「何に着色するか」を伝えると最適品を案内してくれる。 | 本格派/鮮やかさ・安定性重視 |
バラエティ雑貨・文具 | ハンズ(旧東急ハンズ)/ロフト | ★★★☆☆ | セット1,000〜2,000円前後 | 製菓・キッチンコーナー。季節前(バレンタイン・ハロウィン)に拡張陳列。 | カラーセットを一気に揃えたい |
ホームセンター(食品・製菓取扱店) | カインズ/コーナン/DCM/島忠/ナフコ | ★★★☆☆ | 1色200〜400円前後 | キッチン・製菓棚の一角。店舗差が大きいのでアプリ在庫検索が便利。 | 日用品と一緒に補充 |
ディスカウント | ドン・キホーテ/トライアル/ロヂャース/ラ・ムー/ザ・ビッグ | ★★★☆☆ | 特価あり(型落ち・スポットで安い) | 製菓島・端台・ワゴン。入荷に波、見つけたら即買い。 | 掘り出し価格狙い |
ドラッグストア(食品強化店) | ウエルシア/マツモトキヨシ/スギ薬局/ツルハ/サンドラッグ/ココカラファイン/クリエイトSD | ★★☆☆☆ | 1色200〜400円前後 | 食品・製菓の簡易棚。取扱は限定的だが、ポイントデーの実質安に期待。 | ポイント重視/近場優先 |
オンライン(国内EC・モール) | Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/ヨドバシ/LOHACO/富澤商店オンライン | ★★★★★ | セットで1色あたり数十〜数百円に圧縮 | 欲しい形状・色数・ブランドで横断比較。送料無料ライン・クーポン・ポイントで最安化。 | 確実・最安・色数多めに欲しい |
店舗タイプ別の攻め方(迷わない順番)
1. 今日すぐ必要なら → 100円ショップ → 大型スーパー
今すぐ買うならセリアが最短。基本3原色が揃いやすく、急ぎのアイシングやゼリー着色に間に合います。色数や黒・白が欲しい場合は大型スーパーの製菓棚へ。
2. 鮮やかさ・操作性重視なら → 製菓材料専門店
ムラなく強く発色させたい、アイシングやバタークリームで色ブレしたくないならジェルタイプが便利。粉末は水分を足して調整でき、焼成する菓子や麺の着色に向きます。
3. 色を一気に揃えるなら → ハンズ/ロフト or オンラインセット
パレット的に多色を持ちたい人は雑貨店のセットが手堅い。よりコスパ重視ならオンラインで多色セットを比較して、必要色+白・黒入りを選ぶと失敗が少ないです。
4. コスパ追求・在庫安定なら → オンライン
使用頻度が高い人は、よく使う色だけ大きめサイズ+あまり使わない色は小容量に分けて買うと無駄が出ません。配送日と賞味期限もチェックを。
選び方・発色のコツ(失敗しないために)
- 形状の違い:ジェル=高発色・少量でOK・にじみにくい/粉末=軽量・焼成◎/液体=混ざりやすいが水分が増えやすい。
- 濃度設計:まずは爪楊枝の先で“ちょん”と取り、少量ずつ。濃くしたい時は時間を置いてから再調整すると狙い通りに近づきます。
- 白・黒の使い所:白は不透明度UP・パステル化、黒は締め色やグレー作りに必須。赤+白でサーモンピンク、青+少量の黒でくすみブルーに。
- 食材別のコツ:チョコ系は油分が多いので油脂対応の色素を(キャンディカラー等)。寒天・ゼリーは水系でOK。クリームはジェルが楽。
- 保存:高温多湿・直射日光を避けて冷暗所へ。粉末は湿気に弱いので乾燥剤を同梱、開封後は早めに使い切る。
Q&A よくある質問
Q. コンビニにはありますか?
A. 基本は置いていません。最寄りなら100円ショップか大型スーパーの製菓棚を先に当たるのが近道です。
Q. 初心者は何色を買えばいい?
A. まず赤・青・黄の3原色。加えて黒・白があるとくすみ色やパステルが作りやすく、失敗が激減します。
Q. アイシングやクリームのにじみが心配…
A. 水分が増えにくいジェルタイプが安定。作業中は乾燥を防ぎ、塗った後はしっかり乾かすとにじみを抑えられます。
Q. 合成と天然、どっちを選ぶ?
A. 鮮やかで少量発色=合成、やわらかい色合い・素材感=天然。用途と好みで選び、入れ過ぎないのが基本です。
Q. 最安で揃えるコツは?
A. オンラインで多色セット+送料無料ラインを活用。実店舗派は100均で基本色→足りない色だけ専門店で補完がコスパ良。
まとめ
結論:今日すぐは「セリア→大型スーパー」、色数・発色は「製菓専門店」、最安&在庫安定は「オンライン」。
用途とスケジュールに合わせてルートを選べば、欲しい色がサッと手に入ります。まずは基本色+白黒から、あなたの“推しカラー”を気持ちよく再現してみてください。