ミル貝は、高級寿司や割烹料理でよく使われる人気の二枚貝です。
独特のコリコリした食感と磯の香り、噛むほどに広がる甘みが特徴で、寿司ネタとしても刺身としても根強い人気を誇ります。
ただし流通している「ミル貝」には本ミル(黒ミル/ミルクイ)と白ミル(ナミガイ)の2種類があり、価格や入手しやすさに違いがあります。
ここでは、ミル貝を買えるお店をチャネル別に徹底的に解説していきます。
ミル貝とは?
ミル貝は正式にはミルクイ(本ミル)という種で、東京湾や三河湾などで採れる希少な国産高級貝です。
一方で、市場やスーパーで「ミル貝」として売られている多くは白ミル(ナミガイ)。
本ミルは殻に海藻の「ミル」が付くことから名付けられ、流通量が少なく「幻の貝」とも呼ばれています。
白ミルは価格が手頃で、食感や味わいも優れているため、家庭や回転寿司などで広く親しまれています。
スーパーに売ってる?
一般的なスーパーでは白ミル(ナミガイ)が多く流通しています。
鮮魚コーナーや寿司パックに入っており、1パック500〜800円程度が相場です。
本ミルはほとんど並ばないため、特別に仕入れを行っている店舗以外では出会えません。
コンビニに売ってる?
セブンイレブンやファミリーマートなど大手コンビニでは取り扱いはほとんどありません。
ただし寿司を扱う一部店舗では、白ミルがネタに入っていることもあります。
ドラッグストアに売ってる?
ドラッグストアでの販売は基本的にありません。
健康食品や乾物などは多いですが、生鮮の貝類は取り扱われないのが一般的です。
魚市場に売ってる?
築地市場や豊洲市場、または地方の魚市場ではミル貝の入手が最も確実です。
特に白ミルは通年で見かけやすく、1kg 2,500〜4,000円程度で販売されています。
本ミルも入荷することがありますが、数量が限られており価格も1個2,000円以上と高価。
プロの料理人や飲食店も仕入れるため、鮮度の良いミル貝を探すなら市場が一番おすすめです。
業務スーパーに売ってる?
業務スーパーで本ミルを見かけることはほぼありません。
一部店舗で冷凍の白ミルや加工済みスライスが販売される場合があり、500gで1,500円前後が目安です。
業務用のまとめ買いには便利ですが、在庫は店舗ごとに異なります。
カルディに売ってる?
カルディではミル貝の取り扱いはありません。
エスニック系のシーフード缶詰や冷凍品はありますが、ミル貝は扱っていません。
成城石井に売ってる?
成城石井では国産の高級魚介類を販売することがありますが、ミル貝はほとんど見かけません。
ただし寿司惣菜や特別な鮮魚フェアで販売される可能性があります。
コストコに売ってる?
コストコでは冷凍の貝類は多く取り扱っていますが、ミル貝はほぼありません。
まれに海外産の白ミルが入荷することがありますが、非常に稀です。
デパ地下・百貨店に売ってる?
伊勢丹や高島屋、大丸などのデパ地下では鮮魚コーナーに白ミルが並ぶことがあります。
また、寿司惣菜や海鮮フェアでミル貝が扱われるケースもあります。
本ミルは高級ギフト用として取り扱われることもあります。
ディスカウントストアに売ってる?
ドンキホーテやロピアなどでは、白ミルを加工した寿司や海鮮パックが並ぶことがあります。
鮮魚として単品で売られることは稀ですが、価格はスーパーより安いことも多いです。
通販に売ってる?
通販は白ミルを入手する最も手軽な方法です。
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどで殻付きやむき身、冷凍スライスが販売されており、500gで2,000円前後、殻付き1kgで3,000〜4,000円ほどが相場です。
本ミルは通販でも取り扱いがありますが、数量限定や予約販売が多いのが特徴です。
販売チャネル比較表
チャネル | 入手しやすさ | 主な例 | 特徴・コツ |
---|---|---|---|
スーパー | ★★★☆☆ | イオン、西友、イトーヨーカドー | 白ミル中心で販売、価格は手頃 |
コンビニ | ★☆☆☆☆ | 一部寿司商品 | 単品販売はほぼなし |
ドラッグストア | ☆☆☆☆☆ | – | 基本的に取り扱いなし |
魚市場 | ★★★★★ | 築地、豊洲、地方市場 | 鮮度抜群、本ミル・白ミルとも入手可能 |
業務スーパー | ★★☆☆☆ | 業務スーパー | 冷凍白ミルや加工品を稀に販売 |
カルディ | ☆☆☆☆☆ | – | 取扱なし |
成城石井 | ★☆☆☆☆ | 成城石井 | 特別なフェアで販売の可能性あり |
コストコ | ★☆☆☆☆ | コストコ | 海外産白ミルがまれに入荷 |
デパ地下 | ★★☆☆☆ | 伊勢丹、高島屋 | 寿司惣菜や鮮魚フェアで取り扱い |
ディスカウント | ★★☆☆☆ | ドンキ、ロピア | 寿司パックや特売で入手可能 |
通販 | ★★★★★ | Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング | 冷凍・むき身・殻付きまで幅広く揃う |
※この記事の内容は執筆時点での参考情報です。商品の入荷や価格は地域・時期により変わることがあります。
今すぐ欲しい人の最短ルート
- 魚市場:鮮度抜群のミル貝を入手可能。本ミルに出会える可能性も高い。
- スーパー:手頃に白ミルを買うなら最寄りのスーパー。
- 通販:冷凍品や加工品なら確実に手に入り、まとめ買いにも便利。
価格の目安
- 白ミル(スーパー):1パック 500〜800円
- 白ミル(市場):殻付き1kg 2,500〜4,000円
- 本ミル:1個 2,000〜3,000円以上
- 通販:冷凍500g 2,000円前後、殻付き1kg 3,000〜4,000円
おすすめの食べ方
- 刺身:水管を薄くスライスしてわさび醤油で。
- 寿司:握り寿司は定番の高級ネタ。
- 天ぷら:軽く揚げると甘みが際立つ。
- バター炒め:白ミルをバターと醤油で炒めると絶品。
Q&A
Q. 本ミルと白ミルの違いは?
A. 本ミルは希少で高価、白ミルは流通量が多く手頃ですが、味わいはどちらも美味しいです。
Q. 家庭で扱いやすいのは?
A. 白ミルです。鮮魚店や通販で冷凍を購入すれば下処理も簡単です。
Q. 保存方法は?
A. 活きたものはすぐに調理し、冷凍品は解凍後なるべく早く食べるのがベストです。
まとめ
ミル貝は本ミル(黒ミル)と白ミル(ナミガイ)の2種類が流通しており、入手のしやすさや価格に差があります。
魚市場なら鮮度抜群、本ミルも入手可能、スーパーなら白ミルが手軽、通販なら冷凍や加工品を確実に入手できます。
寿司や刺身、炒め物まで幅広く楽しめる食材なので、見かけたらぜひ味わってみてください。