セルフィーユは、ヨーロッパ料理で欠かせないフレンチハーブのひとつ。
「美食家のパセリ」とも呼ばれる繊細な葉を持ち、やさしい香りとほんのり甘い風味が特徴です。
サラダやスープ、卵料理の仕上げに使われるほか、デザートの飾りとしても活躍します。
日本でも人気が高まりつつありますが、「スーパーで買えるの?」「苗や種はどこで手に入る?」と迷う方も多いはず。
ここでは販売チャネル別に詳しく紹介します。
セルフィーユとは?
セルフィーユは学名をAnthriscus cerefoliumといい、セリ科に属する一年草。
フランス料理ではフィーヌゼルブ(Fines Herbes)の一員として欠かせない存在で、パセリ、チャイブ、タラゴンと並び「香りの四天王」とも称されます。
草丈は30〜60cm程度で、レースのような柔らかい葉と白い小花を咲かせます。
葉は生で食べると爽やかで甘みのある香りが広がり、卵料理や魚料理に相性抜群。乾燥すると香りが飛びやすいため、基本的にはフレッシュで使うのがおすすめです。
種から育てるのも容易で、春や秋に播くと初心者でも育てやすいハーブとして人気です。
スーパーに売ってる?
大型スーパーや高級スーパーでは、青果コーナーの「フレッシュハーブ」棚にセルフィーユの小パックが並ぶことがあります。
価格は10g前後で200〜400円程度。パセリやバジルほど一般的ではないため、入荷頻度は少なめで、店舗によっては扱いがありません。
特に成城石井や高級スーパーでは料理用のフレッシュハーブとして置かれることがあり、見つけたら即購入がおすすめです。
コンビニに売ってる?
コンビニでセルフィーユを見かけることはほとんどありません。
フレッシュハーブは流通コストや鮮度管理が難しく、コンビニには不向きだからです。
ただし、ミックスハーブや調味料の一部に少量使われている場合がありますが、単品販売はほぼ期待できません。
ホームセンター・園芸店に売ってる?
セルフィーユを確実に育てたいなら、ホームセンターや園芸店がおすすめです。
春や秋の種まきシーズンには種(200〜400円前後)やポット苗(300〜800円程度)が園芸コーナーに並びます。
カインズ、コーナン、ナフコ、ジョイフル本田など大型ホームセンターでは比較的見つけやすく、園芸専門店なら品種の違いや有機種子を扱うこともあります。
葉が繊細で収穫適期が短いため、自宅で育てて摘みたてを楽しむ人が多いハーブです。
ハーブ専門店・自然食品店に売ってる?
ハーブ専門店ではセルフィーユの苗・種・乾燥葉を取り扱うことがあります。
また、自然食品店やオーガニックショップでは乾燥セルフィーユやブレンドハーブティーの材料として販売される場合があります。
生葉は日持ちが短いため少量パックが中心ですが、乾燥タイプなら長期保存できるため、調味料やスープの香り付けに使う方も多いです。
ドラッグストアに売ってる?
セルフィーユそのものはドラッグストアではほとんど扱われません。
ただし、ブレンドハーブティーや健康食品の一部として、セルフィーユが配合されている製品が見つかる場合があります。
料理用のフレッシュハーブを求めるなら、やはりスーパーや園芸店、通販が現実的です。
業務スーパーに売ってる?
業務スーパーではセルフィーユの取り扱いは基本的にありません。
ただし、業務用の冷凍ハーブミックスや乾燥スパイスセットの中に含まれる場合があります。
飲食店や業務用仕入れを狙う場合は一度チェックしてみても良いですが、家庭用でフレッシュ葉を探すには適しません。
カルディに売ってる?
カルディは輸入食材が豊富なため、セルフィーユ単体の生葉は珍しいですが、乾燥ハーブやミックス調味料として扱われることがあります。
欧州料理に使う香草を探す人は、調味料棚やスパイスコーナーを確認すると見つかる可能性があります。
成城石井に売ってる?
成城石井のような高級スーパーでは、セルフィーユのフレッシュ葉パックを扱う店舗があります。
特に洋風デリや輸入食材が豊富な店舗では、料理用ハーブとして需要があるため見つけやすい傾向があります。
価格はやや高めですが、新鮮で品質の良いセルフィーユが手に入ります。
デパ地下・百貨店に売ってる?
伊勢丹、高島屋、大丸などのデパ地下食品売場には、ハーブ専門コーナーや高級青果店があり、セルフィーユの取り扱いがあることがあります。
また、料理教室やレストラン向けに卸すこともあるため、一般消費者向けの少量パックも揃うケースがあります。
ギフト用のハーブセットや高級惣菜に添えられることもあるため、料理好きに人気です。
ディスカウントストアに売ってる?
ドン・キホーテやロピアなどディスカウントストアでセルフィーユを見かけるのは稀です。
ただし、輸入食品やスパイス売場をチェックすると乾燥ハーブが少量入っている可能性があります。
フレッシュ葉を狙うなら他のチャネルを優先した方が確実です。
通販に売ってる?
通販はセルフィーユを手に入れる最も確実なルートです。
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどでは、以下のような形態が揃っています:
- 種(小袋):200〜400円程度で、春・秋の種まきに最適
- 有機種子・固定種:300〜600円前後、初心者にも人気
- 苗(ポット苗):500〜1,000円前後で発送可能なショップあり
- フレッシュ葉:10〜20g入りパックで200〜500円程度
- 乾燥セルフィーユ:スパイス瓶やハーブミックスとして販売
在庫は季節によって変動するため、欲しい時期に合わせて早めに注文するのが安心です。
販売チャネル比較表
チャネル | 入手しやすさ | 主な例 | 特徴・コツ |
---|---|---|---|
スーパー | ★★☆☆☆ | 成城石井、イオンの一部店舗 | フレッシュ葉が稀に入荷 |
コンビニ | ★☆☆☆☆ | ― | 取扱ほぼなし |
ホームセンター | ★★★★☆ | カインズ、コーナン、ジョイフル本田 | 種や苗が豊富、育てたい人に最適 |
ハーブ専門店 | ★★★★☆ | オーガニックショップ、自然食品店 | 苗・乾燥品・有機種子が揃う |
ドラッグストア | ★☆☆☆☆ | マツキヨ、ウエルシア | ブレンドハーブティーに含まれることあり |
業務スーパー | ★☆☆☆☆ | 業務スーパー | 乾燥スパイスで稀に含まれる |
カルディ | ★★☆☆☆ | カルディ | 輸入スパイス棚を要チェック |
成城石井 | ★★★☆☆ | 成城石井 | フレッシュ葉が入る可能性あり |
デパ地下 | ★★★☆☆ | 伊勢丹、高島屋 | 高級青果店やハーブ専門店で取り扱いあり |
ディスカウント | ★☆☆☆☆ | ドンキ、ロピア | 乾燥ミックスで稀に含まれる |
通販 | ★★★★★ | 楽天、Amazon、Yahoo | 種・苗・葉・乾燥まで全種類揃う最強ルート |
※この記事の内容は執筆時点での参考情報です。取り扱いや価格は時期・地域によって変動する場合があります。
通販での選び方
- 育てたい人:春や秋に種や苗を購入し、自宅で収穫。
- すぐ使いたい人:フレッシュ葉の小パックを通販やデパ地下で入手。
- 保存重視:乾燥セルフィーユを調味料としてストック。
- 品質志向:有機種子やオーガニック認証の商品を選ぶと安心。
今すぐ欲しい人の最短ルート
- 通販:楽天やAmazonで種・苗・葉を即注文、翌日配送も可能。
- ホームセンター:春や秋に園芸コーナーで苗を探す。
- デパ地下:フレッシュ葉を扱う青果売場を確認。
価格の目安
- 種:200〜400円
- 有機種子:300〜600円
- 苗:500〜1,000円
- フレッシュ葉:200〜500円(10g程度)
- 乾燥セルフィーユ:小瓶で300〜600円
育て方・保存のポイント
- 種まきは春と秋が適期。発芽適温は15〜20℃。
- 日当たりのよい場所を好むが、強い直射日光は避ける。
- 水やりは土が乾いたらたっぷり。過湿は根腐れの原因に。
- 花芽が出る前に葉を収穫すると風味が最も良い。
- フレッシュ葉は冷蔵で2〜3日が限界。乾燥保存なら数か月利用可能。
おすすめの使い方
- 料理の仕上げ:スープ、オムレツ、魚料理に散らす。
- デザート:ケーキやプリンの飾り付けに。
- ソース:刻んでドレッシングやソースに混ぜる。
- ティー:乾燥葉を軽くブレンドしてハーブティーに。
Q&A
Q. フレッシュと乾燥どっちがいい?
A. 香り重視ならフレッシュ。保存性重視なら乾燥がおすすめ。
Q. 家庭で育てるのは難しい?
A. 比較的簡単で、プランターでも育ちやすい。半日陰でもよく育つ。
Q. どこで一番確実に買える?
A. 種や苗はホームセンターと通販、フレッシュ葉は通販や高級スーパー。
まとめ
セルフィーユは通販とホームセンターがもっとも確実な入手先。
フレッシュ葉は鮮度が命なので、見かけたら即購入がおすすめです。
料理の香りづけや飾りに最適な「美食家のパセリ」、セルフィーユをぜひ暮らしに取り入れてみてください。