サボリー(Savory)はヨーロッパを中心に古くから親しまれてきたハーブで、タイムやオレガノに似たスパイシーな香りを持ちます。
種類は「サマーサボリー」と「ウィンターサボリー」の2種があり、前者は柔らかく爽やか、後者は力強い香りが特徴。
豆料理やソーセージ、スープ、肉のマリネなど幅広く使われる一方、日本ではまだ知名度が低く、「どこで買えるの?」と悩む方も多いはずです。
ここでは、サボリーの入手チャネルを★で比較し、購入のポイント、保存法や使い方まで徹底解説します。
サボリーとは?
- シソ科の多年草または一年草。サマーサボリーは一年草、ウィンターサボリーは多年草。
- 香りはスパイシーでややピリッとした清涼感があり、タイムやローズマリーの代用としても使える。
- ヨーロッパでは「豆料理の友」とされ、消化促進や健胃作用も期待される。
- フランス料理のブーケガルニやドイツ料理のソーセージに欠かせない。
コンビニで売ってる?
コンビニではサボリー単品の取り扱いはほぼありません。
ごくまれに「イタリアンハーブミックス」などの調味料にブレンドされている場合がありますが、単独で購入するのは難しいです。
スーパーで売ってる?
イオンやイトーヨーカドー、西友などの大手スーパーのスパイスコーナーでは、サボリーが瓶詰めスパイスとして置かれている場合があります。
ただし、タイムやオレガノほどの流通量はなく、店舗によって在庫に差があります。
輸入食品を扱うスーパーの方が見つかりやすい傾向があります。
デパ地下・百貨店で売ってる?
伊勢丹・三越・高島屋などのデパ地下では、ヨーロッパ産の乾燥サボリーを取り扱うことがあります。
特にフランスやイタリアの輸入スパイスブランドは品質が高く、料理好きやプロのシェフに人気。
ギフト用のハーブセットの中に含まれることもあります。
カルディ・成城石井で売ってる?
カルディコーヒーファームや成城石井は、輸入スパイスの取り扱いが豊富で、サボリーを見つけられる可能性が高い店舗です。
特にカルディでは「ブーケガルニ用ハーブ」や「イタリアンハーブミックス」の形で扱われることもあり、成城石井ではオーガニックやプレミアムブランドを購入できます。
輸入食品に強い店舗は要チェックです。
ドラッグストアで売ってる?
マツモトキヨシやウエルシアなど一部ドラッグストアにはハーブスパイスの棚がありますが、サボリー単体の販売はあまり期待できません。
「ミックススパイスの一部として含まれる程度」と考えておくとよいでしょう。
業務スーパーで売ってる?
業務スーパーでは、輸入スパイスを大容量で販売することがあり、サボリーも取り扱っている店舗があります。
大量消費する飲食店やパン工房に便利で、価格もリーズナブル。
ただし店舗差が大きいため、確実に欲しい場合は問い合わせが安心です。
ディスカウントストアで売ってる?
ドン・キホーテやロピアでは、輸入食品コーナーにサボリーが並ぶことがあります。
他では見ないサイズやブランドを安価に購入できることもあり、スパイス探しの楽しみがあります。
園芸店・ハーブ専門店で売ってる?
園芸店やホームセンターではサボリーの苗や種が販売されています。
特に春から初夏にかけてはサマーサボリーの苗が出回り、ハーブガーデンに人気。
自分で育てれば、必要なときに収穫できるため、鮮度の高い香りを楽しめます。
通販で売ってる?
通販はサボリーを最も確実に購入できる手段です。
- 乾燥サボリー(瓶・袋入り)
- 粉末サボリー
- オーガニック認証品
- 業務用大容量パック
- 苗や種(園芸用)
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECモールに加え、輸入食材専門店や園芸通販サイトでも入手可能。
種類・産地・容量を比較して選べるのが通販の強みです。
販売チャネル比較表
チャネル | 入手しやすさ | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|
コンビニ | ★☆☆☆☆ | 単品はなし。ミックススパイスに含まれることあり。 |
スーパー | ★★★☆☆ | 乾燥サボリーが一部の店舗に。輸入食品扱い店が狙い目。 |
デパ地下・百貨店 | ★★★☆☆ | 高品質な輸入ブランドあり。ギフトにも。 |
カルディ・成城石井 | ★★★★☆ | 輸入スパイス豊富で発見率高め。オーガニックも。 |
ドラッグストア | ★☆☆☆☆ | 単体では稀。ほぼミックススパイス頼み。 |
業務スーパー | ★★★☆☆ | 大容量パックあり。コスパ重視派に。 |
ディスカウント店 | ★★★☆☆ | 輸入スパイスの掘り出し物に出会える。 |
園芸店・専門店 | ★★★★☆ | 苗や種を購入可能。家庭栽培派におすすめ。 |
通販 | ★★★★★ | 最も確実で種類豊富。乾燥・粉末・苗まで揃う。 |
保存方法
- 乾燥サボリー:密閉容器で冷暗所保存。香りは1〜2年持続。
- 粉末サボリー:酸化が早いため半年以内に使い切るのが理想。
- 生葉:湿らせたペーパーで包み冷蔵庫へ。1週間程度持つ。
- 苗:日当たり・水はけ良好な環境で栽培可能。丈夫で育てやすい。
おすすめの使い方
- 豆料理(レンズ豆・白インゲン)の煮込みに加えて消化促進&香りアップ。
- ソーセージやミートローフに練り込み、本場ドイツ風の風味に。
- 鶏肉や豚肉のマリネ、ローストの下味に使用。
- ブーケガルニにしてスープやシチューの香り付け。
- サラダドレッシングやパン生地に練り込む。
Q&A:サボリーに関するよくある質問
Q. サマーサボリーとウィンターサボリーの違いは?
A. サマーは一年草で爽やかな香り、ウィンターは多年草で力強い香り。料理によって使い分け可能です。
Q. 栽培は難しい?
A. 日当たりと水はけが良ければ初心者でも簡単。特にサマーサボリーは育てやすく、短期間で収穫できます。
Q. 他のハーブで代用できる?
A. タイムやオレガノが代用として近いですが、サボリー特有の香りは一味違います。
まとめ
サボリーは日本ではまだ珍しいハーブですが、豆料理やソーセージ、スープに欠かせないヨーロッパの定番香草です。
最も確実に手に入るのは通販で、スーパーやカルディ・成城石井なら比較的見つけやすいです。
業務スーパーはコスパ重視派に、園芸店は家庭菜園派におすすめ。
食卓をヨーロッパ風に彩る万能ハーブ「サボリー」を、ぜひ生活に取り入れてみてください。